イルカ用吸盤と筐体

イルカ・クジラにデータロガーを装着する研究(バイオロギング Biologging)にとって重要な吸盤と筐体のシステムを、(株)エクタス、南知多ビーチランド、東海大学および三重大学で開発しました。

 水族館や浅海域(<10m)で用いることの出来る、イルカ・クジラ用吸盤・筐体システムを、静岡市海洋産業クラスター協議会の研究プロジェクトの1つとして、(株)エクタス、東海大学の吉田弥生先生稲田喜信先生、そして三重大学の森阪匡通という体制で作成しました。内部にGo Pro Hero5 Sessionsを入れ、吸盤にてイルカの体に固定するものです。(右図:本システムで撮影したエサを食べる瞬間のイルカ)

南知多ビーチランドのご協力の下、ハンドウイルカを対象に、ジャンプや高速遊泳をしても外れない最適な吸盤の大きさや硬さ、筐体の大きさなどを選定しました。このシステムではハンドウイルカが、半野生状態のイルカにおいても問題無く外れず、Go Proの高精度かつ広角の映像を取得することができました。(左図:本システムを装着したイルカ)

水族館もしくは10mより浅い半野生での使用を目的として購入されたい方は、フォームにてご連絡いただければ幸いです。受注品として(株)エクタスさんにつくっていただきます。吸盤のみの購入も可能です。吸盤のサイズや硬さ、筐体の色などオーダーメードの良さを活かして、世界に一つしか無い「イルカ目線カメラ」を使ってみて下さい!(右図:ポップな色彩の筐体と吸盤。インスタ映えします。)

Twitter @chakasha